2011/8/6(土)〜7(日)
メンバー 安(L)、田、岩、大、尾
滝本集落7:20−林道終点7:45−部屋滝9:00−ケヤキ原滝11:00−取水堤(遡行終了)13:30−滝本集落16:00
五條の最終コンビニでビールと行動食を仕入れ、途中足湯の休憩を挟みR168をクネクネ走ること100キロ超、熊野川町には夜半過ぎに到着。熊野川温泉は幕営できそうな感じではなかったので、少し進んで空き地に車を止め、広い歩道の上にエスパースを設営した。明日が楽しい沢登りとなるよう祈念して乾杯!ウダウダひとしきり飲んで喋って就寝。
翌朝は目覚まし時計を待たずして起床。県道沿いの川の水の青いこと!ここからは隘路をウネウネと20キロほど走り、ひょっこり現れた集落が瀧本集落。朝食&遡行準備を済ませて出発。舗装された林道を暫く歩くと、右手に大きな釜と滝(筆藪滝12m)が見えて林道は終点となる。
川底に下り立つと、ほぼ川幅一杯に水が流れていて、今日はどうも水量が多そう。時計回りに釜の縁を辿ってから斜面をよじ登り、筆藪滝を巻く。しばし小ゴーロの中を進んだ後、谷が大きく右に曲がり、さらに暗いゴルジュを50mほど進むと部屋滝20m。猛烈な水量に絶望度と険悪度が増していて、よい見もの。50mほどバックして、支流の滝の右手を右上して部屋滝の落ち口へ。
部屋滝 ド迫力!
ここからはナメ床の穏やかな渓相となり、ジャブジャブ(水量多くヒタヒタとならない)と歩く。広い釜を従えた涼しげな斜瀑(留湾殿滝7m)でウォータースライダー遊び。その後、ナメ、ゴーロ帯に続いて現れたのはケヤキ原滝30m。記録には「女性的で優美」なんて表現もあったが、ここも大水量。左岸の岩壁下を右手に回りこむと落ち口に出た。間髪入れずに屏風滝20m、亀壷ノ滝10mと続く。亀壷ノ滝の流麗な佇まいに一同しばし見とれる。深くえぐれた淵を横切り、滝に沿って左岸のブッシュの中を登ると。ここからは再び長大なナメの一帯に入る。谷が適度に曲がっていて、次の風景をみる楽しみがあってよい。
うっとり 亀壷ノ滝 ナメ〜!!
ゴーロ、川原歩きの後、久々の顕著な滝、比丘尼滝20m。右岸を巻いて再びナメとなるが、ほどなく取水堤が現れて遡行終了。どうせ下りで干上がるので、ナメで転がり、淵で泳いで体を冷やしてから下山路についた。
下山は地形図とSawaNavi HPの詳細情報を頼りに、予定通りのコースを辿ることができた。伐採林の尾根からは瀧本集落が見え、山また山の中にぽつんと在る様がとても愛らしい。導水管の巡視路に出て、最後は午後の日差しに大いに焼かれながら、無事駐車地に到着。
評判に違わず見どころ満載の沢。看板、テープ、ロープなど巻き道に人工物が多いのがちょっと残念かなー。
伐採林の尾根から見た瀧本集落
2011年09月07日
滝本北谷(会山行)
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