○3月7日(土)
平山ユージクライミング講習会 湯原町クライミングウォール (竹谷、岩崎)
講習会は外はずっと雪が降っているため、室内座学でストレッチ、ウォーミングアップ、ルートファインディング、登るときのコンディションの整え方の話を聞きました。ユージさんの話をまとめると、
@ストレッチ:腹式呼吸が基本。お腹を膨らましながら鼻から吸って、口から全部吐く。これにより体がリラックスして体をほぐすことができる。
Aウォーミングアップ:5.11くらいを登る時でも、5.8、5.9、5.10というように順番にグレードを上げて体をあっためる。被っていない大きいホールドのルートを選ぶこと。
Bルートファインディング:取り付き部の最初の手と足のホールドから順に次はどの手どの足というようにムーブを固めるのがいいみたい。まず手のホールドを見てそれに対して足はどう置く?というように見るらしい。ルートの前からだけでなく、左右とか真下からも見るといろんな向きのホールドを発見できる。ホールドが見難くムーブが決められないときでも、もしこうでなかったらこうと3種類くらいはムーブを考えておく。
C登る時のコンディション調整:常に呼吸を意識する。トラバースとか体をいっぱいに伸ばすときは、息を吐きながら手を伸ばすと今までより手が伸ばすことができる。力を入れるとき、体を伸ばすときは息を吐くとパンプしにくい。ムーブに行き詰まってパニックになっても息を吐くことでで落ち着かせることができる。ホールドの持ち方は特に垂壁では外れるか外れないかくらいの力で持つこと。これを意識するかしないかで持久力はかなり違う。被りでも最小の力で持つことを意識する。
D指とか痛めた後のケア:パキった後でも、痛くない持ち方に工夫してクライミングを続けたほうがじっとしているより早く直る。カチ持ちで痛いならパーミングで、パーミングで痛いならカチ持ちでとか、痛くない持ち方をする。
雪がやんだわずかな時間だけ外のリード壁をぼくは5.10dのルートを竹谷さんは5.13aのルートを登りました。寒くて雪がちらつく中、あと3手で終了点という所でパンプしてテンション。習った呼吸法とホールドの持ち方をすっかり忘れて登ることだけに夢中になってしまっていた。落ち着いて考えてレストと登り方をしていれば間違いなく完登出来ていたでしょう。欲を言うと、室内ボルダーを使って遠いホールドの取り方とか、キョンの仕方とか体の振り方とかムーブの一つ一つを教えてくれる講習なら良かったのになー。話のみって感じで体の体験が少なかったのが残念。しかし、ウォーミングアップもそこそこに5.13aのルートをスイスイとなんのためらいもなくオンサイトする平山ユージには世界が違うというかまさに別格でした。こりゃ備中の岩場の13台軒並みオンサイトという事実もうなずけました。初見で竹谷さんも思いつかないようなムーブをさらっとしてしまうんだもんね。おまけに登った直後に腕を触らせてもらったのでが全然パンプしていない。一体、どーいう体してるんや〜。 でも人工壁だけど世界の生の登りが見れていい刺激になった一日でした。次へ次へとつながる美しいムーブのイメージを頭に焼き付けてこれからも頑張って登るゾー。
ユージスマイルだ〜。一生の思い出! |